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   No 4 December、2009
 

12月、2009年の足音が駆け足に変わってしまったようです。
11月の終わりに、ナラヤンプール村の子どもたちの絵を使ったカードができあがりました。
何人かの子どもが描いた絵を組み合わせてカードにしたものですが、とてもかわいらしくて、
12月1日、東京プリンスホテルのバザーでは好評でした。
なによりも村の子どもたち、大人たちの楽しいニュースとなりました。

 
 

ばらの話

バングラデシュのばら、と言っても日本人の私たちには南国とばらが結びつくことはあまりありません。
実はバングラデシュのばらは冬こそとても美しい花を咲かせます。
ダッカにある植物園を訪れた時、一角に大きなバラ園がありました。
ちょうど手入れの時期で何十人もの職人さんたちが苗の手入れをしていました。
見渡す範囲にばらが霞のように見えて、働く人たちが絵の中で作業をしているように見えました。
機械ではなく人間のレベルで動くペースはなにかとてもロマンチックなリズムを持っているように
思います。
バングラデシュの職人さんたちは温和な人が多く、じりじりと照りつける太陽のもとで、
ガムチャという地元の手織りの綿をタオルのかわりに首にまきつけて、
それで汗をふきながらもくもくと働きます。
彼らが汗の中で笑った時、自然の一部として欲もなく、
与えられた命を従順に生きているかのような印象を受けます。
「貧しい」という言葉がそぐわないシーンができるので、
現代の経済活動の中で彼らが被る不利な条件に複雑な思いを巡らせます。
ローズウォーターも大好きです。
もし、バングラデシュのローズウォーターがしゃれた容器でお目見えしたら、
ダマスクローズのごとくに価値をあげるのでしょうか。
インド生まれの作家ラヒリの小説の中で、貧しく近隣の人に疎まれる存在の老婆が
捨て台詞を残して消えていきます。
「わたしゃ、子どもの時にはローズウォーターのお風呂に入ったんだよ!」
優雅で哀しい現実と理念の世界。
販売会のギャラリーの入り口に北川さんという路地のばらを栽培なさる方が、
冬のばらを10本届けてくださいました。
とてもノーブルです。

 
 

ビジネスの世界

バングラデシュに行く人が増えています。
話を伺うと、観光というよりはビジネスの人が増えているようです。
中国の生産の旨みが減少し、その代わりに、ヴェトナム、カンボジア、そしてバングラデシュへと
生産地が移動しているようです。
バングラデシュにはなにしろありあまる安い労働力があります。
ただし現場を体験した者にとっては、あの労働力が果たして戦力になるのかなあ、と
少々心配になってきます。
とにかく全体の教育レベルが低く、とらえ方が大雑把です。
でも、このようなステップを踏みながら、物事は前進していくのでしょう。
不景気のご時世で、日本は言うに及ばず、ヨーロッパ、アメリカでも物価が値下がりしています。
たとえば¥1650とかの安さを売り物にするジーンズがあるとしましょう。
買う人は大歓迎。生産者側はどこでしょうか。
バングラデシュでは、職がなく、人は職があれば選り好みをいたしません。
それをよいことに、労働力を買いたたくだけ買いたたき、遅払いが横行しているそうです。
「職があれだけましだろう」という理屈だそうです。
ごもっとも!
でも私も普段はずいぶん口をとんがらせて怒っているバングラデシュのはずなのに、
このような話を聞くと、なぜか味方をしてしまいます。


 イスラムさんの革工場:丁寧に手作りします。
 約30人が働いています

 
 

子どもたちの絵

ナラヤンプール村の子どもたちが、力強い絵を描くようになりました。
初めは、我が目を疑うほどに皆、同じ絵を描いていたのに、今回もらった絵は、
「表現することを覚えた」とも言えるような楽しい絵がたくさんあります。
興味を持って観てくださる方々も多く、来年初めの、1月の「シャイン」での販売会では、
壁もお借りして、彼らの絵の展示をすることにしました。
額の中に入れて、皆さまに楽しんでいただけるような空間を創りたいと思っています。
初めてバングラデシュの名前で出たオーガニックティやシナモンティ、
バングラデシュでおやつに食べる「シンガラ」というピロシキのような食べ物も
シャインのカフェでメニュに加えてもらう計画を立てています。
トレイドの方も少し前進しましたが、この件につきましては、次の機会で詳しくお知らせいたします。


  ナラヤンプール村の子どもの絵

 
 

12月27日(日)、18:00から、サクラ・モヒラのオフィスの階下のカフェ「シャイン」で、
弦楽4重奏のコンサートがあります。
お世話になった方々にお礼をこめて、当日、私はお台所のお手伝いをさせていただく予定です。
2010年に向けて、まずは2009年のすべてを和やかな音色の中に包み込んでしまいましょう。

料金:¥5000.
お問い合わせ:048−833-1045 シャイン

 
 

★師走のオフィス

@ サクラ・モヒラの忘年会
 12月19日(土) 4:00 〜 6:00 ご自由にご参加ください。
 会費は¥1000.

 英語のクラスで練習した歌を歌う人、楽器を演奏する人、食べて、飲んでしゃべる人など・・・
 自由が丘のメイフィールドにギネスケーキを予約してあります。
 運がよければ、バングラデシュのチーズもあります。
 是非お出かけください。

A クリスマスのセール
 12月21・22・23日  12時〜7時

 牛革の小物がお薦めです。
 クリスマスのプレゼントにご利用ください。
 7時までオープンですからお仕事のお帰りにもお立ちよりください。
 1年の締めくくりのお話など、楽しみにお待ちします。

B 12月8日〜16日までは、急用ができてダッカに行ってまいります。
  オフィスはドアが閉まっていますので、あしからず・・・

C 英語のクラス
 英語のクラスはいつも通り。28日までクラスがあります。
 ¥1500/30分 クーポン券制
 12月にお稽古をしている歌はWhite Christmas とカードの書き方です。

 
 

2009年はどうもありがとうございました。
2010年も良きお年でありますよう、お祈り申し上げます。

 
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